経済評論家 山崎元さんががんになって気づいた、お金と人生の本質
今回は、2024年1月に亡くなられた経済評論家、山崎元さんの著書『がんになってわかったお金と人生の本質』を参考に、彼ががんを通して学んだ大切なことをお伝えします。
定期的な内視鏡検査の重要性
山崎さんは、お酒を飲む習慣があったにも関わらず、長年内視鏡検査を受けていませんでした。その結果、喉に違和感を感じて検査を受けた時には、すでにステージ3の食道がんに進行していました。
もし早期に発見できていれば、簡単な手術で済んだかもしれません。後悔をしないためにも、面倒でも定期的な検査は受けておくべきだと、山崎さんは強く訴えています。
がん保険は不要? 貯蓄で十分?
経済評論家である山崎さんは、がん保険は不要だと断言しています。高額医療費制度を活用すれば、自己負担額は抑えられます。彼自身も、抗がん剤治療や手術を受けた際の実際の治療費は14万円程度だったそうです。
保険料を払うよりも、その分を貯蓄や投資に回す方が賢明だと、山崎さんは提案しています。
情報過多は危険!必要な情報だけを選択しよう
がんと診断されると、様々な情報が溢れかえってきます。しかし、それら全てが正しいとは限りません。
不要な情報に振り回されてしまうと、治療に迷いが生じたり、精神的な負担が増えてしまいます。本当に必要な情報だけを選び取るようにしましょう。
持ち物を減らし、シンプルに生きる
山崎さんは、がんを経験して、物を減らすことの大切さを実感したそうです。
仕事道具や生活必需品以外は手放し、必要最低限のもので暮らすことで、心穏やかに過ごせるようになりました。
仕事は生きる活力!
山崎さんは、がんになってからも仕事を続けました。誰かに必要とされる喜びや承認されることで、幸福感を感じていたそうです。
仕事は収入を得るだけでなく、人との繋がりや自分の価値を実感できる大切なものです。
お金は適切な時に、惜しまず使おう
若い頃は、体力があり、やりたいこともたくさんあります。しかし、年齢を重ねると、同じようにはいかないことも。
「あの時、ああしておけばよかった」と後悔しないためにも、やりたいことには、お金を惜しまず使うべきだと、山崎さんは述べています。
投資は全世界株式インデックスファンドで!
山崎さんは、つみたてNISAやiDeCoを活用し、全世界株式インデックスファンドに投資することを勧めています。
少額からでもコツコツ積み立てることで、将来の資産形成に繋がります。
会いたい人にだけ会う
限られた時間を大切に使うために、本当に会いたいと思う人との関係を優先しましょう。
無駄な人間関係を整理することで、より充実した時間を過ごせるはずです。
まとめ|がんになって見えた、本当に大切なもの
山崎さんは、がんという経験を通して、お金や仕事、人間関係など、人生における様々な価値観を見つめ直しました。
彼の言葉は、私たちが日々忘れがちな「本当に大切なこと」を教えてくれます。ぜひ、このブログ記事を参考に、自分にとって何が大切なのか、改めて考えてみてください。
免責事項
- この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。
- 投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
- ライフプランや保険、投資に関する専門家への相談も検討することをおすすめします。