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近年、アメリカでは消費者債務が急増しており、深刻な問題となっています。
その象徴的な出来事として、フードデリバリーサービスのDoorDashが、後払いサービスのKlarnaと提携し、ファストフードの支払いに後払いサービスを導入したことが挙げられます。
「ブリトーを借金して買う」という行為は、一見ジョークのように聞こえるかもしれません。しかし、これはアメリカの消費者債務バブルの深刻さを示す氷山の一角に過ぎません。
アメリカの消費者債務の現状
- 2024年、アメリカでは後払いサービスを利用した消費額が751億ドルに達し、過去最高を記録しました。
- アメリカ人の約5人に1人が、日常的な買い物に後払いサービスを利用しています。
- 家計債務総額は18兆400億ドルに達し、クレジットカード債務は1兆2100億ドルと、いずれも過去最高を記録しています。
- クレジットカード利用者の10.8%が最低支払い額しか支払っておらず、3.5%が30日以上の支払遅延を起こしています。
- クレジットカード残高の11.1%が90日以上延滞しており、これらの数値は2011年以来最悪です。
- 自動車ローンや住宅ローンの延滞も増加傾向にあり、2008年の水準に近づいています。
消費者債務急増の背景
- 2021年から2023年にかけて、インフレ率が賃金の伸びを上回ったため、多くの消費者が貯蓄を取り崩して生活費を賄いました。
- しかし、貯蓄だけでは限界があり、クレジットカードや後払いサービスに頼らざるを得ない状況に陥っています。
- 2021年以降、2兆1000億ドル以上の余剰貯蓄が消滅しました。
- 消費者信頼感は急落しており、多くの人々が2008年の金融危機よりも現在の経済状況を悲観的に捉えています。
- 長期インフレ期待は1993年以来の高水準に達しており、FRBは金利引き上げによる景気後退と、金利引き下げによるインフレ加速の板挟みに苦しんでいます。
消費者債務バブルの危険性
- 消費者債務バブルは非常に不安定であり、市場に大きな変動をもたらす可能性があります。
- S&P500はほぼ毎日500億ドルの変動を見せており、市場は非常に不安定な状態です。
- このような状況下では、長期投資家にとってもリスクが高まります。
投資家が取るべき対策
- キャッシュフローを重視し、3〜12ヶ月分の緊急予備資金を確保しましょう。
- 分散投資を継続し、リスクを分散しましょう。
まとめ
DoorDashとKlarnaの提携は、アメリカの消費者債務バブルの深刻さを示す象徴的な出来事です。この状況は非常に憂慮すべきものであり、今後の市場に大きな影響を与える可能性があります。投資家の皆様は、常に最新の情報を収集し、冷静な判断を心がけてください。
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