近年、証券口座を狙ったフィッシング詐欺が急増しており、その手口は日々巧妙化しています。
大切な資産を守るため、最新の事例と具体的な対策を把握し、自己防衛に努めることが不可欠です。
巧妙化するフィッシング詐欺の手口:誰もが騙される可能性
フィッシング詐欺は、正規の金融機関や企業を装い、偽のウェブサイト、メール、SMS、アプリなどを利用して個人情報を盗み取る手口です。近年では、以下のような手口が確認されています。
- 精巧な偽サイト: 有名証券会社のウェブサイトを模倣し、ログインID、パスワード、取引暗証番号などを入力させます。見た目では本物との区別が困難なほど精巧な偽サイトも存在します。
- 緊急性を煽るメールやSMS: 「口座凍結」「不正アクセス」「緊急セキュリティアップデート」など、緊急性を装い、偽サイトへのリンクをクリックさせます。焦燥感を煽り、冷静な判断力を奪う手口です。
- 不正アプリのインストール: 証券会社を装った不正アプリをインストールさせ、個人情報や端末情報を盗み取ります。アプリのアイコンや名称も本物と酷似しており、注意が必要です。
- 標的型攻撃: 特定のユーザーを狙い、そのユーザーが利用するサービスや企業を装って攻撃を行います。個人の属性や行動パターンを分析し、より巧妙な手口で攻撃を仕掛けます。
実際に起こっている被害事例:他人事ではない
- NISA口座の不正売買: NISA口座の株式が全て売却され、知らない株式が購入された事例が発生しています。
- 預金の不正引き出し: 証券口座に紐づけられた銀行口座から、預金が不正に引き出された事例も報告されています。
- クレジットカード情報の盗難: 証券口座に登録されたクレジットカード情報が盗まれ、不正利用された事例もあります。
これらの事例は、決して他人事ではありません。誰もが被害に遭う可能性があることを認識し、対策を講じる必要があります。
資産を守るための具体的対策:今日から実践
- 不審なメールやSMSのリンクは絶対にクリックしない: 証券会社のウェブサイトやアプリへは、必ずブラウザのブックマークや公式アプリからアクセスしましょう。
- リンク先のURLを注意深く確認する: 少しでも怪しいと感じたら、リンク先のURLを確認しましょう。正規のURLとわずかでも異なる場合は、偽サイトである可能性が高いです。
- 二段階認証を必ず設定する: ログイン時に、パスワードに加えてスマートフォンに送信される認証コードを入力する二段階認証を設定しましょう。
- デバイス認証を利用する: 登録したデバイス以外からのログインを制限するデバイス認証を利用しましょう。
- 出金時の二段階認証を設定する: 出金時にも二段階認証を設定し、不正な出金を防ぎましょう。
- パスワードを定期的に変更し、複雑なパスワードを設定する: 推測されにくい、複雑なパスワードを設定し、定期的に変更しましょう。
- OSやアプリを常に最新の状態に保つ: セキュリティ更新プログラムを適用し、脆弱性を解消しましょう。
- 公共Wi-Fiの利用を控える: 公共Wi-Fiはセキュリティリスクが高いため、金融取引には使用しないようにしましょう。
その他のセキュリティ脅威と対策:多層防御で安全性を高める
- パスワードリスト攻撃: 他のサービスから流出したID・パスワードを悪用した不正ログイン
- 対策: 各サービスで異なるパスワードを設定し、定期的に変更する。
- ブルートフォース攻撃: あらゆるパスワードを試す不正ログイン
- 対策: アカウントロック機能や二段階認証を設定する。
- マルウェア感染: ウイルス感染による情報漏洩
- 対策: セキュリティソフトを導入し、OSやアプリを最新の状態に保つ。
- エクスプロイト攻撃: ソフトウェアの脆弱性を悪用した不正アクセス
- 対策: セキュリティ更新プログラムを適用し、常に最新の状態に保つ。
これらの攻撃を防ぐためにも、常に最新のセキュリティ対策を講じることが重要です。
万が一、被害に遭ってしまったら:迅速な対応が鍵
- すぐに証券会社に連絡し、口座を停止する: 被害拡大を防ぐため、迅速な対応が必要です。
- 警察に被害届を提出する: 証拠保全のため、警察に被害届を提出しましょう。
- クレジットカード会社に連絡する: カードの不正利用を防ぐため、カード会社に連絡しましょう。
- 個人信用情報機関に連絡する: 個人情報の悪用を防ぐため、個人信用情報機関に連絡しましょう。
フィッシング詐欺は、誰もが被害に遭う可能性がある犯罪です。日頃からセキュリティ意識を高め、多層防御で大切な資産を守りましょう。
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